『カーリースって任意保険は含まれてるの?』
『任意保険料込みの車のサブスクってある?』
『任意保険もコミコミのカーリースでおすすめは?』
カーリースや車のサブスクは「自賠責保険」は標準で含まれていますが、「任意保険(自動車保険)」は含まれていないサービスが多いです。基本的には任意保険は自身で加入しなくてはいけません。
そのため、任意保険込みのカーリースを探している方もいるのではないでしょうか。
当記事では、任意保険込み(または任意保険を組み込める)のカーリースを6社紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
実際に任意保険込みのカーリースを利用しているボクが解説します。
KINTOは誰でも同じ保険料の任意保険が月額に含まれています。事故で保険を使用しても保険料の値上がりなし。
任意保険料込みのカーリースは2種類
任意保険込みのカーリース(車のサブスク)は、以下2つのパターンが存在します。
- 標準で任意保険セットになっているプラン
- 任意保険を組み込むことができるプラン
標準で任意保険がセットになっているプラン
リース契約に任意保険(自動車保険)が標準でセットになっているプランです。
リース会社が保険契約者、カーリース利用者を被保険者とする団体契約となります。
年齢や等級に影響しないタイプで誰でも同一の保険料で同一の補償が受けられます。等級制度がないため、加入中の任意保険の等級を引き継ぐことはできません。
若い人や等級が低い人は、任意保険が標準で含まれているプランがおトクです。
任意保険を組み込むことができるプラン
リース契約に任意保険(自動車保険)が標準で含まれていないプランです。
リース契約に任意保険を組み込むかをカーリース利用者が選択できます。
任意保険を組み込む場合は条件付きとなっていることが多く、基本的にはリース会社が指定する保険会社や保険商品に加入することになります。
加入中の任意保険を引き継ぐことが可能です。
保険等級が20等級に近い人や年齢条件が高い人は、等級引き継ぎできるこちらのプランがおトクです。
任意保険料込みのカーリース3選(フリート契約)
任意保険込みのカーリースは以下の3つのサービスがあります。
- KINTO
- 三菱ウルトラマイカープラン
- スズキ定額マイカー7
それぞれ詳しく見ていきましょう。
トヨタKINTO(キント)
付帯する保険 | 自賠責保険 任意保険(自動車保険) |
引受保険会社 | 東京海上日動火災保険株式会社 |
補償内容 | 対人:無制限 対物:無制限 人身傷害:5,000万円(レクサス車の場合1億円) 車両保険:あり(免責5万円) |
特約 | ・リースカー車両費用特約 ・弁護士費用特約(自動車事故型) ・ロードアシスト ・レンタカー等諸費用アシスト ・事故現場アシスト |
保険等級の引き継ぎ | 不可 |
取扱車種 | トヨタ車・レクサス車・SUBARU車 |
契約年数 | 3年/5年/7年 |
走行距離制限 | 1,500km/月 |
公式サイト | KINTO |
KINTOは、トヨタが展開するフルサービスのカーリース(車のサブスク)です。
任意保険は月額利用料に標準で組み込まれています。
リース契約者の年齢・等級・免許証の色に関係なく固定料金となるため、家族や友人など契約者が認めた人が運転する場合も保険適用となり安心です。
KINTOはWEB上で契約まで完結でき、納車時に任意保険の適用が開始されるので面倒な加入手続きは一切なし。
全損・盗難による中途解約はすべて保険でカバーされるから自己負担なしなのも大きな魅力。再契約も可能です。
リスクなしでトヨタ車・レクサス車・スバル車に乗りたい方におすすめです。
※契約前ならキャンセル可能。契約後は正規ディーラーが対応するから安心。対応ディーラーは自分で選べます
三菱ウルトラマイカープラン
付帯する保険 | 自賠責保険 任意保険(自動車保険) |
引受保険会社 | 東京海上日動火災保険株式会社 |
補償内容 | 対人:無制限 対物:無制限 人身傷害:無制限 車両保険:あり(免責5万円) |
特約 | ・弁護士費用特約(自動車事故型) ・車両搬送、応急対応、レンタカー費用補償特約 ・臨時代替自動車補償特約 |
保険等級の引き継ぎ | 不可 |
取扱車種 | 三菱車 |
契約年数 | 3年/4年/5年 |
走行距離制限 | 500km/月、1,000km/月、1,500km/月から選択 |
公式サイト | 三菱ウルトラマイカープラン |
三菱自動車が展開する任意保険(自動車保険)込みの車のサブスクリプションサービス。
対人賠償・対物賠償・人身傷害保険は保険金額が無制限。レッカー・代替交通費用、レンタカー費用補償、ロードサービスなども充実。
専用コールセンターで対応してくれるので、もしもの時も安心です。
登録から3年間の新車一般保証終了後、2年間保証を延長する「つく²保証」や、クルマ返却時の事故による修復歴で査定落ちした場合に10万円を上限に補償する「事故修復歴補償」など内容充実の付帯サービスも用意されています。
スズキ定額マイカー7
付帯する保険 | 自賠責保険 任意保険(自動車保険) |
引受保険会社 | サブスクフリート保険:東京海上日動火災保険株式会社 リースカー専用保険:販売会社によって異なる |
補償内容 | 対人:無制限 対物:無制限 人身傷害:5,000万円 車両保険:あり(免責5万円) |
特約 | ・リースカー車両費用特約 ・弁護士費用特約 ・代車費用特約 ・ロードサービス |
保険等級の引き継ぎ | リースカー専用保険:引き継ぎ可 サブスクフリート保険:引き継ぎ不可 |
取扱車種 | スペーシア、ハスラー、ワゴンRスマイル、 ラパン、ソリオ |
契約年数 | 7年 |
走行距離制限 | 1,000km/月 |
公式サイト | スズキ定額マイカー7 |
スズキ車の新車に乗れるサブスクリプションサービス。
スズキ定額マイカー7では、「サブスクフリート保険」と「リースカー専用保険」の2種類の任意保険が用意されています。
サブスクフリート保険は、契約者の年齢・等級に関係なく誰でも一律のリース料。若い人や初めて車に乗る人に向いている保険です。
リースカー専用保険は、加入中の任意保険の等級を引き継ぐことが可能。等級が高ければリース料が安くなるので、保険等級が高い人や補償内容を充実させたい人に向いてます。
いずれも補償内容と選べる特約は同じです。自身の現状にあった保険を選べますが、車種と契約年数が同じでもリース料は異なるので比較したうえで決めるようにすると良いでしょう。
任意保険料を組み込めるカーリース3選(ノンフリート契約)
任意保険料を組み込めるカーリースは次の3社があります。
- NISSAN ClickMobi
- Honda 楽らくまるごとプラン(楽まる)
- SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)
NISSAN ClickMobi(クリックモビ)
任意保険込みの条件 | Click Mobiの任意保険に加入 |
引受保険会社 | 損害保険ジャパン株式会社、 東京海上日動火災保険株式会社のいずれか |
補償内容 | 対人:無制限 対物:無制限 車両保険:あり(免責5万円) |
特約 | ・弁護士費用特約(自動車事故限定型) ・代車等諸費用特約 ・リースカー車両費用特約 |
保険等級の引き継ぎ | 可 |
取扱車種 | デイズ、ルークス、サクラ、ノート、オーラ、 リーフ、セレナ |
契約年数 | 3年/5年/7年 |
走行距離制限 | 1,000km/月、1,500km/月から選択 |
公式サイト | 日産Click Mobi |
日産自動車のカーリース(サブスク)サービス。
リース契約とあわせて任意保険(自動車保険)に加入することができます。※ClickMobiの任意保険に加入することで月額料金に任意保険料を組み込めます。
ClickMobiはクルマ選びから契約手続きまですべてスマホだけで完結。クルマは自宅まで届けてくれるので一切来店する必要なし。
※1年半プランの場合、任意保険はリース料に含めることができません。
ホンダ楽ラクまるごとプラン(楽まる)
任意保険込みの条件 | Honda自動車保険あんしんプランに加入 |
引受保険会社 | 損害保険ジャパン株式会社 東京海上日動火災保険かぶしきかいしゃ 三井住友海上火災保険株式会社のいずれか |
補償内容 | 対人、対物、人身傷害、車両保険 ※Honda販売店にて補償内容を相談可 |
特約 | ・Honda車新車特別補償 ・Honda車新車特別補償「プレミアム補償」 |
保険等級の引き継ぎ | 可 |
取扱車種 | ホンダ車 |
契約年数 | 3年/5年/7年 ※軽貨物は4年/6年 |
走行距離制限 | 1,000km/月、1,500km/月から選択 |
公式サイト | 楽らくまるごとプラン(楽まる) |
ホンダの新車に乗れるカーリース(サブスク)サービス。
Honda自動車保険あんしんプランは、自動車保険に「あんしん特典」を無料でプラスできるのが特長。
窓ガラスやバンパーの損害、落書き、フロントガラス損害などちょっとしたキズは保険を使わずに修理できます。車両保険を使わないから翌年の等級や保険料に影響しません。
楽らくまるごとプランはWEB申し込みは不可。Hondaの販売店(Honda Cars)にて申し込みを受け付けています。
SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)
任意保険込みの条件 | 損害保険ジャパン株式会社の「THE クルマの保険」に加入 |
引受保険会社 | 損害保険ジャパン株式会社 |
補償内容 | 対人:無制限 対物:無制限 人身傷害:無制限 車両保険:あり |
特約 | ・弁護士費用特約 ・ロードアシスト ・レンタカー等諸費用アシスト ・事故現場アシスト など |
保険等級の引き継ぎ | 可 |
取扱車種 | 輸入車、国産全メーカー・全車種 |
契約年数 | 1年〜9年の1年単位で選択可 |
走行距離制限 | 250〜3,000km/月を250km単位で選択可 |
公式サイト | SOMPOで乗ーる |
保険会社の損害保険ジャパンとIT大手のDeNAが運営するカーリースサービス。
SOMPOで乗ーるが指定する保険会社の「THE クルマの保険」に加入することで月額料金に任意保険料を組み込むことができます。
保険等級を引き継ぐことができ、リース期間中は保険を使っても保険料が高くなることはありません。
SOMPOで乗ーるでは、国産車だけでなく輸入車や高級車も扱っています。憧れの外車に安心をプラスして乗りたい人におすすめです。
※契約前はプランの変更やキャンセルも可能です。まずは審査に通るか気軽に試してみましょう。
任意保険込みカーリースの選び方は「任意保険の契約形態」がポイント!
任意保険(自動車保険)込みのカーリースは、任意保険の契約形態が「フリート契約」と「ノンフリート契約」の2タイプにわかれます。
この契約形態はどちらを選べばいいのかを判断するための一つの基準となります。
結論をいうと、
・年齢が若い人や保険等級が低い人はフリート契約
・保険等級が高く年齢条件が高い人はノンフリート契約
が適しています。
以下で、もう少し詳しく解説していきます。
任意保険のフリート契約とノンフリート契約
任意保険(自動車保険)の契約形態は「フリート契約」と「ノンフリート契約」の2タイプがあります。
両者の違いは「自動車の契約台数」です。
10台以上の車を所有する所有・使用する場合は自動的にフリート契約になります。一方、契約する車の台数が9台以下ならノンフリート契約扱いです。
個人で車を10台以上所有することはほとんどないので、フリート契約は法人向けの商品と言えます。
今回、ご紹介しているサービスで言えばKINTO(キント)や三菱ウルトラマイカープランがフリート契約にあたります。
たとえば、KINTOを例に解説します。
上記のとおり、KINTOと保険会社が直接契約します。そして、KINTOのサービスを利用する人たちが被保険者となります。
あくまでも利用者はリース会社(上記の場合はKINTO)と契約するのであって、保険会社とは契約しません。
個人でフリート契約になることはほとんどありませんが、上記で解説したとおり、フリート契約しているカーリースと契約すればその保険の被保険者となることができるのです。
若い人、等級が低い人は「任意保険料込み」のカーリースがおすすめ
年齢が若い人や等級が低い人は、フリート契約となる「任意保険料込み」のカーリース(車のサブスク)がおすすめです。
フリート契約の任意保険(自動車保険)は、すべての契約者が同じ保険料となります。
そのため、保険料が高くなってしまう人(年齢が若い人、等級が低い人)には大きなメリットがあります。
フリート契約の任意保険なら、事故で保険を使っても保険料が高くなることもありません。運転に慣れていないと事故を起こす確率も高いですから、保険料が変動しないほうがおトクと言えるでしょう。
等級が高く年齢条件が高い人は「任意保険料を組み込める」カーリースがおすすめ
加入している任意保険の等級が高い、年齢条件が高い人はノンフリート契約となる「任意保険料を組み込める」カーリース(車のサブスク)がおすすめです。
ノンフリート契約は年齢や等級などによって月々の料金が変わります。
等級が高く年齢条件が高い人ほど月々の料金が安くなるメリットがあります。
ノンフリート契約の場合でも、任意保険料を組み込めるカーリースを契約している間は保険を使っても月々の料金は変わりません。ただし、リース期間満了後は等級が下がることもあります。
任意保険込みカーリースのメリット
任意保険込みのカーリース(車のサブスク)には以下2つのメリットがあります。
- 保険加入や更新手続きの手間が省けて管理がラク
- 保険を使っても料金が変わらない
保険加入や更新手続きの手間が省けて管理がラク
自分で任意保険(自動車保険)に加入する場合、リース契約とは別に任意保険の加入手続きをしなくてはいけません。
任意保険込みカーリースならリース契約といっしょに加入手続きを済ませられるので手間が省けます。
保険会社や補償内容なども決まっているので頭を悩ませることもありません。
保険って難しいイメージがあるから、そうした悩み事をなくせるのはありがたいですね。
また、通常の任意保険は1年毎に契約更新が必要です。更新忘れで万が一の事故の際に補償が一切受けられないだけでなく、等級引き継ぎできず保険料が高くなることもあります。
任意保険込みのカーリースであれば、リース会社が更新手続きを代行してくれるので更新の管理や煩わしい手続きから開放されます。
更新忘れのリスクもなくせるのはメリットがデカいですね。
保険を使っても料金が変わらない
任意保険(自動車保険)は年齢や事故の有無などにより等級が定められており、1年間無事故なら1等級上がる仕組みです。
無事故期間が長ければ等級が上がっていき保険料は安くなりますが、反対に事故などで保険を使うと等級が下がるので保険料が高くなります。
任意保険込みカーリースの場合は、等級制度がないもしくはリース期間中は等級が固定されるため、無事故でも保険料が安くなることはありません。
一方で、保険を使用しても保険料が高くなることもありません。
契約満了まで料金は一切変わらないので、事故後の保険料が高くなるのが不安な人は任意保険コミコミのカーリースを選ぶと良いでしょう。
任意保険込みカーリース3つの注意点
任意保険込みカーリース(車のサブスク)を利用するうえでの注意点を解説します。
2.等級引き継ぎは可能か確認する
3.中断手続きを忘れずに行う
注意点1.リースカー車両費用特約が付帯されているか
任意保険込みカーリースを利用するうえで「リースカー車両費用特約」が付帯されているかは必ず確認しましょう。
リース車が全損または盗難に遭った場合、契約者はリース会社へ中途解約金を支払い契約は強制終了となります。
一般的な任意保険(車両保険付帯)の場合、全損や盗難に伴う中途解約時に補償されるのは費用の一部です。
これに対し「リースカー車両費用特約」が付帯されている任意保険なら、全損や盗難の場合の保険金が中途解約金と同額になるので、自己負担額なしで済みます。
例)事故でリース車を全損した場合
・事故時の車両保険金額100万円 ・事故時のリース契約の中途解約金140万円
【一般的な任意保険の場合】
車両保険からの受取額:110万円※
リース契約中途解約金:140万円
140万円−110万円=30万円
→自己負担額30万円
※車両保険金+全損時諸費用特約の保険金10万円
全損時諸費用特約・・・車両が全損となった場合、廃車にするために必要な費用もしくは車の買い替えに必要な諸費用を受取できます。自動付帯となる保険会社が一般的で、車両保険金額の10%(20万円限度)が特約で支払われます。
【リースカー車両費用特約付帯の任意保険の場合】
車両保険からの受取額:140万円※
リース契約中途解約金:140万円
140万円−140万円=0円
→自己負担額0円
※リースカー車両費用特約が付帯されていると全損時の車両保険の受取額はリース契約の中途解約金と同額になります。
以上のとおり、一般的な自動車保険だと自己負担が発生してしまいますが、リースカー車両費用特約が付帯されていると全額保険でカバーできるので自己負担額はありません。
カーリース特有のリスクに備える意味でも、任意保険込みのプランを選ぶ際は「リースカー車両費用特約」が付帯されているか確認しましょう。
注意点2.等級引き継ぎは可能か確認する
加入している任意保険がある場合は、等級引き継ぎが可能かどうか確認をしましょう。
等級は保険料を決める基準となり、無事故歴が長いと等級が上がって保険料は安くなります。
それまで加入していた保険会社から別の保険会社に変えても、任意保険の等級は引き継ぐことができます。
任意保険込みカーリースの場合、等級を引き継ぎができるものとできないものがあるので要注意です。
保険等級が20等級に近い場合は、等級を引き継げるプランのほうが得する可能性が高いですよ。
注意点3.中断手続きを忘れずに行う
等級引き継ぎができない任意保険込みのカーリースを選ぶ際、それまで加入していた任意保険があるのであれば中断手続きを忘れずに行いましょう。
中断手続きを行うと加入していた保険会社より中断証明書が発行され、中断前の任意保険の等級を最長10年間キープすることができます。
等級引き継ぎ可能な任意保険に加入する際に、保険会社に中断証明書を提出すれば中断していた任意保険の等級が引き継がれます。
等級引き継ぎできない任意保険込みのカーリースが契約満了となり、また新たに任意保険に加入する際に中断していた任意保険の等級が活かせます。必ず中断手続きを行いましょう。
カーリースに任意保険は必須!自賠責保険との違いは
カーリースを利用する場合でも任意保険(自動車保険)への加入は必須です。
任意保険の加入は”任意”とされていますが、自賠責保険では補えない部分の補償をサポートするものであり、補償範囲がより広く設定されているので加入されることをおすすめします。
自賠責保険と任意保険の違いは「補償の範囲」が異なる
任意保険(自動車保険)が必要な理由は「自賠責保険とは補償範囲が異なるから」です。
下表は自賠責保険との違いをまとめたものです。
自賠責保険 | 任意保険 | |
---|---|---|
加入義務 | 強制加入 | 任意加入 |
相手への補償 | 対人:◯ 対物:なし |
対人:◯ 対物:◯ |
自分への補償 | 対人:なし 対物:なし |
対人:◯ 対物:◯ |
表からわかるとおり、自賠責保険だけでは実際の事故での補償が圧倒的に足りません。
その足りない部分を補うのが任意保険であり、任意ではあるものの加入はほぼ必須と言える保険です。
自賠責保険は「人身事故の対人賠償のみ」補償
自賠責保険は、交通事故による被害者の救済を目的とした保険であり、対人事故のみが対象となります。物損事故は補償されません。
しかも補償対象は被害者の人身のみ。被害者の車やモノなどは補償対象外です。さらに事故を起こした側に対する補償もなし。
自賠責保険の補償には限度額が設けられています。
自賠責保険の被害者に対する補償は、被害者1名あたり死亡の場合は3,000万円、後遺障害で75万〜4,000万円、傷害は120万円が限度額となります。
自賠責保険は補償対象と補償限度額が決まっているので、加入者によって保険料が異なることはありません。
カーリースは、契約期間中の自賠責保険料が料金に含まれています。
実際の事故では、被害額が数千万円〜数億円となることも珍しくはないです。そう考えると、自賠責保険の補償だけでは圧倒的に足りないのがわかりますね。
任意保険は「自賠責保険では不足する補償」をカバーする保険
任意保険は様々な保険会社が取り扱う自動車保険のことを指します。車の利用者が自分で選んで任意に加入する保険です。
カーリースでは、自賠責保険は含まれていても任意保険は含まれていないプランが多いです。
今回紹介しているように、任意保険が込みになっているリースプランもあります。
任意保険が必要な理由は、自賠責保険では補償されない分をカバーするためです。
自賠責保険で補償される限度を超える対人賠償、対物賠償、契約の車の補償、契約者自身や家族、同乗者のケガなどが補償されるのが任意保険です。
任意保険料は、保険会社や契約者の属性(年齢、事故歴など)、補償対象や補償範囲などによって変わります。
より安心してカーライフを過ごすために任意保険は必要不可欠な保険だと言えます。
カーリースの任意保険(自動車保険)のおすすめと補償内容の選び方
任意保険(自動車保険)は特約を含め、補償内容が様々です。
補償を手厚くすればするほど保険料が高くなるため、自分にあった補償内容を選ぶのが一番です。
ここではカーリースに必要・おすすめの任意保険の補償内容を3つ紹介します。
1.対人・対物賠償保険
対人賠償保険と対物賠償保険は、事故の相手方に対する補償です。
保険会社によっては自分で補償金額を指定できる場合がありますが、事故の状況によっては数億円にものぼる高額な賠償金が発生します。
そのため、対人・対物賠償保険は無制限に設定するのがおすすめです。
実際のところ、任意保険に加入している人の9割以上が対人・対物賠償は無制限を選んでいます。※損害保険料率算出機構統計集2021年度、P94~95よりhttps://www.giroj.or.jp/publication/statistics/statistics_2021_all.pdf#view=fitV
2.人身傷害保険
運転者自身や同乗者が事故で死傷した場合に補償されるのが人身傷害保険です。
人身傷害保険に加入すると、治療費や働けない間の収入を保険でカバーすることができます。
自賠責保険ではこの補償は含まれていないので加入しておくのがいいでしょう。
人身傷害保険は加入者の過失割合に関係なしで実損害額が補償されるので、事故時の自己負担を軽減できますよ。
3.車両保険
自分の車に発生した損害を補償するのが車両保険です。事故で車にキズやヘコミが付いてしまったり、故障させてしまったりと言った場合の修理費用をカバーできます。
カーリースでは、契約満了で車を返却する際は原状回復が必須です。修理せず返すと原状回復費用を請求されるので、事故で発生したダメージを少ない負担で修理できる車両保険に加入するのは必須と言えます。
車両保険は、自然災害や当て逃げなど自分ではどうにもできない状況でできた傷やヘコミの修理費用も対象となります。
当サイト管理人が契約している任意保険込みカーリース「KINTO(キント)」
当サイト「カリノルカーリース.com」の管理人であるボクも、任意保険込みのカーリースを利用しています。
契約しているサービスはトヨタKINTO(キント)です。車種はトヨタヴォクシーS-Gグレード。
ボクが35歳のときにKINTOで乗り換えました。中断中の任意保険の等級は15等級。おそらく等級を引き継げるカーリースのほうが得する可能性が高いかなとも思いましたが、KINTOを利用するほうがメリットが大きいかなと思って契約しました。
すでに解説しているとおり、トヨタKINTOはフリート契約の任意保険がコミコミになったフルサービスのカーリースです。
等級引き継ぎできませんが、年齢や等級問わず誰でも同一の月額利用料でクルマに乗ることができます。
実は、KINTOで契約したヴォクシーで事故を起こしています。
自転車との接触事故で幸い相手方にケガは一切ありませんでしたが、ヴォクシーは修理が必要となったため保険を使用しています。
その時のディーラーでの修理見積書がこちら↓
結構な金額で始めは驚きましたが、KINTOの任意保険に含まれる車両保険で免責金額5万円の支払いだけで済みました。↓
KINTOを契約してからわずか3ヶ月程度で起こった出来事です。
まさかこんなにも早く任意保険のありがたさを知るとは思いもしませんでした。
通常、事故で任意保険を使うと保険料が上がってしまいます。しかし、KINTOは任意保険込み(しかもフリート契約)だから月額利用料は一切変化なし。↓
令和5年(2023年)の2月に事故を起こして保険を使いましたが、上記のとおりKINTOの月額利用料は54,670円のままずっと変わっていません。
運転に不慣れな方や事故による等級ダウンが心配な方は、KINTOを始めとする任意保険込みのカーリースをぜひ検討してみてください。
ちなみに、KINTO契約期間中に事故で保険を使用しても、中断前の任意保険の等級には影響しません。契約終了後に任意保険料が高くなるということはありませんのでご安心を。
\任意保険もコミコミ!加入手続き不要/
KINTO公式サイトで詳細を見る>>
よくある質問
Q:任意保険込みのカーリースはありますか?
A:任意保険込みまたは任意保険を組み込めるカーリースはあります。始めから任意保険がセットになっているのは「トヨタKINTO・三菱ウルトラマイカープラン・スズキ定額マイカー7」です。任意保険をセットにするかどうかを選べるのは「日産ClickMobi・ホンダ楽まる・SOMPOで乗ーる」があります。
Q:任意保険込みカーリースのデメリットは?
A:補償内容が自分で選べない、不要な補償で料金が割高になっている場合もあるのがデメリットです。
Q:カーリースでは任意保険は加入したほうがいい?
A:カーリースを利用するなら任意保険への加入は必須と言えます。特にカーリース特有のリスクに備える意味でも任意保険は加入するほうがあんしんです。
まとめ
カーリースでも任意保険(自動車保険)への加入は必須です。
今回ご紹介したとおり、任意保険込みもしくは任意保険を組み込めるサービスを選べば、保険を選んだり加入する手間がなくなりますし、車関連の出費を一括管理できてラクになるのでおすすめです。
運転に慣れていない若い人や等級が低い人は、KINTOやウルトラマイカープランのように任意保険がフリート契約になっているサービスがおすすめです。誰でも同一料金なので、保険料が高くなる人ほどおトクです。
反対に、ベテランドライバーや等級が高く年齢上限が高い人は、NISSAN ClickMobiやSOMPOで乗ーるのように任意保険がノンフリート契約となるサービスがおすすめです。等級引き継ぎができるので安い保険料のままリース期間中は固定されるのでずっとおトクです。
ご紹介した内容を下にあなたにピッタリのカーリースを見つけてください。