月々1万円台から新車に乗れる手軽さで、申込者数が30万人を突破した「カーリースカルモくん」 。テレビCMやネット広告で目にする機会も多く、魅力的に感じる方も多いでしょう。
しかし、ネットで検索すると「カルモくん やめとけ」という気になる言葉も出てきます。これは一体なぜなのでしょうか?何か大きな問題があるのか、それとも知っておくべき注意点があるだけなのか。
この記事では、なぜ「やめとけ」と言われるのか、その理由を徹底的に解説します。契約してから後悔しないために、カルモくんのメリットと、多くの人が見落としがちな「5つの落とし穴」をわかりやすく紐解いていきましょう。
まずはお試し審査!
カーリース選びに迷っているならカーリースカルモくんがおすすめです。カルモくんなら、車種やプランが決まっていなくても「審査に通るか」を確認できます。審査に通ってもキャンセルできるのでとりあえずカーリースを利用できるかどうか試してみることができます。
審査通過後も車種やプランの変更は可能です。まずはカルモくんのお試し審査で乗りたい車種を利用できるか試してみましょう。
審査通過後も無料キャンセル可能です。
まずは確認!カーリースカルモくんが人気の理由
批判的な意見を見る前に、なぜ多くの人がカルモくんを選ぶのか、そのメリットを正しく理解しておくことが大切です。カルモくんの魅力は、主に4つのポイントに集約されます。
魅力1:まとまったお金が不要!「初期費用0円」の安心感
車を購入する場合、車両価格の10%~20%程度の頭金や、税金、登録料などの諸費用で数十万円の初期費用がかかるのが一般的です。
カルモくんは、これらの頭金や諸費用が一切不要。月々の料金にすべて含まれているため、貯金を崩さずに新車に乗り始められるのが最大の魅力です。
魅力2:家計管理がラクになる「完全定額制」
月々の支払いは、契約から満了までずっと一定の「完全定額制」です。この料金には、車両本体価格だけでなく、毎年支払う自動車税や、購入時にかかる重量税、自賠責保険料なども含まれています。
これにより、「来月は税金の支払いが…」といった急な大きな出費に悩まされることがなくなり、家計の計画が立てやすくなります 。
魅力3:お店に行かずに完結する「手軽さ」
申し込みから審査、契約、そして納車まで、すべての手続きがオンラインで完結します。
ディーラーに何度も足を運んだり、価格交渉をしたりする必要はありません。車は日本全国どこでも自宅まで届けてくれるため、忙しい人や、車の購入手続きが面倒だと感じる人にとって非常に便利なサービスです 。
魅力4:契約終了時の追加請求がない「クローズドエンド方式」
カーリースには、契約終了時に車の価値(残価)を精算する方式と、しない方式があります。
カルモくんは精算しない「クローズドエンド方式」を採用。これにより、返却時に車の市場価値が想定より下がっていたとしても、差額を請求される心配がありません。
これは、利用者にとって大きな安心材料と言えるでしょう。
これらの特徴からわかるように、カルモくんは単に車を安く提供するサービスというよりは、「お金の心配や面倒な手続きから解放される、手軽で安心なカーライフ」という価値を提供しています。
この「予測可能性」と「利便性」こそが、多くの人に支持される理由なのです。「やめとけ」という意見は、この価値観と合わなかったり、契約の仕組みを十分に理解していなかったりする場合に生じやすいと言えます。
カルモくんは「やめとけ」と言われる5つの落とし穴
それでは、本題である「やめとけ」と言われる理由、つまり契約前に知っておくべき5つの落とし穴を具体的に見ていきましょう。
落とし穴1:総支払額は購入より高くなることがある
月々の支払いが安く見える一方で、契約期間全体で支払う総額は、現金一括購入や銀行ローンでの購入に比べて高くなる傾向があります。
カーリースは、税金や手数料、そしてリース会社の利益が月額料金に上乗せされているため、これは構造上避けられない側面です。
例えば、人気のホンダ N-BOXを例に考えてみましょう。あるシミュレーションでは、現金一括での購入総額が約212万円だったのに対し、カルモくんのプランでは総額が250万円を超える結果も出ています。
もちろん、購入の場合は初期費用や毎年の税金、車検費用が別途必要になるため単純比較はできませんが、「総額で得をしたい」という人には向いていない可能性があります。
支払い方法 |
初期費用 |
月々の支払い(目安) |
7年間の総支払額(概算) |
カルモくん (7年契約/メンテプラン込) |
0円 |
約32,000円 |
約268万円 |
銀行ローン (7年払い) |
約20万円(諸費用) |
約28,000円 + 別途税金・車検代 |
約280万円以上 |
現金一括購入 |
約210万円(車両代+諸費用) |
0円 + 別途税金・車検代 |
約250万円以上 |
※上記はあくまで一例のシミュレーションです。実際の金額はグレード、オプション、金利、メンテナンス内容によって変動します。
落とし穴2:「途中解約できない」というリスク
これが「やめとけ」と言われる最も大きな理由かもしれません。カルモくんに限らず、カーリースは原則として契約期間中の解約ができません。
もし転勤、結婚、失業といったライフスタイルの変化で車が不要になっても、契約は続きます。どうしても解約する場合は、残りの期間のリース料全額に相当する高額な違約金を支払う必要があります。
カルモくんは1年から11年まで1年単位で契約期間を選べる柔軟性がありますが、魅力的な「走行距離無制限」や「車がもらえるオプション」は7年以上の長期契約が条件です。
つまり、多くのメリットを享受するには、7年、9年、11年という非常に長い期間、自分の生活が変わらないという確信が必要になります。この「長期的な拘束」というリスクを理解せずに契約してしまうと、後で身動きが取れなくなる可能性があるのです。
落とし穴3:実は自由じゃない?走行距離とカスタマイズの制限
「自分の車のように乗れる」というイメージとは裏腹に、いくつかの制限が存在します。
<走行距離制限>
6年以下の契約の場合、月間平均1,500kmという走行距離の上限が設けられています 。これを超えると、1kmあたり8円程度の追加料金が発生します 。毎日長距離を通勤する人や、週末に遠出するのが好きな人にとっては、常に走行距離を気にしながら運転することになり、ストレスに感じるかもしれません。
<カスタマイズの禁止>
リース車両はあくまで「借り物」であるため、返却時に元に戻せない改造やカスタマイズは基本的に禁止されています。ホイールの交換や内装の変更など、車を自分好みにドレスアップしたい人には不向きです。
これらの制限から解放されるには、前述の通り7年以上の契約を結び、月額550円の「もらえるオプション」に加入する必要があります。このオプションを付ければ、最終的に車が自分のものになるため、走行距離もカスタマイズも自由になります。
落とし穴4:「コミコミ」に含まれない意外な費用
「ぜんぶコミコミで定額」という言葉を鵜呑みにすると、後で追加の出費に驚くことになります。
<任意保険は自己負担>
月額料金に含まれているのは、法律で加入が義務付けられている「自賠責保険」のみです。事故の際の対人・対物補償や車両の修理費用をカバーする「任意保険」は含まれておらず、自分で別途加入し、保険料を支払う必要があります。
特に若い方や保険の等級が低い方は、この保険料が月々1万円以上になることもあり、総支払額を大きく押し上げる要因になります。
<メンテナンスは有料オプション>
車検やオイル交換などのメンテナンス費用も、基本料金には含まれていません。これらを定額にするには、別途有料の「メンテナンスプラン」に加入する必要があります。カルモくんのメンテナンスプランは、内容に応じて3つのグレードに分かれています。
項目 |
メンテプランなし |
シルバープラン |
ゴールドプラン |
プラチナプラン |
月額料金(目安) |
0円 |
3,340円~ |
4,460円~ |
6,480円~ |
返却時の原状回復費用補償 |
× |
○ |
○ |
○ |
車検・法定12ヶ月点検 |
× |
○ |
○ |
○ |
エンジンオイル・フィルター交換 |
× |
○ |
○ |
○ |
ブレーキパッド・バッテリー交換など |
× |
× |
○ |
○ |
メーカー保証の延長 |
× |
一部あり |
一部あり |
○ |
一番安いシルバープランでも、返却時の傷の修理費用を補償してくれるのは大きなメリットですが、バッテリー交換などの消耗品は対象外です。つまり、「本当に手厚い保証」を求めるなら、それなりの追加料金が必要になるのです。
また、メンテナンス費用を一度自分で立て替え、後でカルモくんに請求する形式の場合がある点も注意が必要です。
落とし穴5:返却時に追加料金が発生する可能性
「もらえるオプション」を付けずに契約を満了し、車を返却する場合、原状回復が求められます。通常使用による小さな傷や経年劣化は問題ありませんが、大きな傷やへこみ、タバコのヤニ汚れやペットの臭いなどが残っていると、修理費用やクリーニング代を追加で請求される可能性があります。
このリスクを回避するために、カルモくんはメンテナンスプランへの加入を推奨しています。すべてのメンテナンスプランには「原状回復費用補償」が付いているため、万が一の時も安心です。
しかし、これは裏を返せば、安心して乗るためには結果的に有料プランへの加入が半ば必須となり、広告で見る「最安値」の料金では済まないことを意味します。
結論:カルモくんはどんな人におすすめ?どんな人はやめるべき?
ここまで解説してきたメリットと落とし穴を踏まえて、カルモくんが向いている人と、そうでない人の特徴をまとめました。
こんな人はカルモくんは「やめとけ」と言えるかも
数年先のライフプランが不確定な人
5年後、7年後に転勤や結婚、家族構成の変化が予想される場合、途中解約できないリスクが大きすぎます。
とにかく総支払額を安く抑えたい人
手間を惜しまず、中古車を探したり、現金一括で購入したりする方が、トータルの出費は安くなる可能性が高いです。
運転距離が長い人
日常的に月1,500km以上運転し、かつ7年未満の短期契約を考えている場合、走行距離超過料金がかさむ恐れがあります。
車をカスタマイズして楽しみたい人
車はあくまで「借り物」なので、自分好みに改造したいという欲求は満たせません。
任意保険なども含めて、支払いを完全に一本化したい人
任意保険は別途契約が必要です。すべてを一つの支払いで済ませたい場合は、保険込みのプランを提供している他のサービス(例:KINTO)の方が合っているかもしれません。
こんな人にはカルモくんがピッタリ!
月々の支出を安定させたい人
税金や車検などの大きな出費を気にせず、毎月決まった金額だけを支払いたい人には最適です。
初期費用をかけずに新車に乗りたい人
貯金はないけれど、すぐに車が必要という状況に最もマッチしたサービスです。
長期間、生活や車の使い方が変わらないと確信している人
例えば、地方在住で定年まで同じ場所で働き、車が生活必需品である場合など、長期契約のリスクが低い人。
車の購入や維持管理の手間を省きたい人
ディーラーとの交渉や、税金の支払い、車検の手配などをすべてお任せしたい人には、非常に便利なサービスです。
常に保証が効いた新しい車に安心して乗りたい人
故障のリスクが少ない新車に、メーカー保証や延長保証付き(プランによる)で乗れる安心感を重視する人。
他の選択肢との比較
カルモくんを検討するなら、他の車の乗り方との違いも知っておくと、より自分に合った選択ができます。
比較項目 |
定額カルモくん |
中古車購入 |
カーシェアリング |
初期費用 |
◎(0円) |
△(数十万円~) |
◎(ほぼ0円) |
月々の費用の安定性 |
◎(完全定額) |
×(修理代など変動) |
◯(使った分だけ) |
総支払額の安さ |
△(割高傾向) |
◎(安い) |
◎(たまに乗るなら最安) |
自由度(走行距離/カスタム) |
△(制限あり) |
◎(完全に自由) |
×(都度利用) |
手続き・管理の手間 |
◎(ほぼお任せ) |
×(すべて自己責任) |
◎(手続き不要) |
車の利用 |
◎(いつでも自分専用) |
◎(いつでも自分専用) |
△(予約が必要/空きがない場合も) |
<中古車購入との比較>
総費用を抑え、自由に車を使いたいなら中古車が優位です。しかし、故障のリスクやメンテナンスの手間は自己責任となります。
<カーシェアリングとの比較>
週に1~2回、短時間しか車を使わないなら、カーシェアリングが圧倒的に経済的です。維持費もかかりません 。ただし、いつでも使える保証はなく、自分専用の車ではありません。
まとめ:契約前の最終チェックリスト
「カーリースカルモくん」は、決して悪いサービスではありません。しかし、その特性を理解せずに契約すると「やめとけばよかった」と後悔につながる可能性がある、人を選ぶサービスです。
最終判断の前に、以下の5つの点をご自身に問いかけてみてください。
- 【コミットメント】
契約期間(7年以上など)、自分の生活が変わらないと自信を持って言えますか? - 【本当の月額料金】
「基本料金+メンテナンスプラン+自分で払う任意保険料」を合計した金額を計算しましたか?その金額に納得できますか? - 【総支払額】
「本当の月額料金 × 契約月数」で総支払額を計算し、車を購入した場合と比較しましたか?利便性のために、その差額を支払う価値があると感じますか? - 【ライフスタイル】
走行距離の制限やカスタマイズの禁止は、あなたの車の使い方に合っていますか? - 【代替案】
あなたのニーズは、中古車の購入やカーシェアリングでは満たせませんか?
これらの質問にすべて「はい」と答えられるなら、カルモくんはあなたのカーライフを非常に快適でストレスのないものにしてくれるでしょう。大切なのは、メリットだけに目を奪われず、デメリットやリスクを十分に理解した上で、賢く判断することです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 事故を起こしたり、盗難に遭ったりした場合はどうなりますか?
A1. 修理可能な事故の場合は、ご自身で加入している任意保険を使って修理します。車が全損になったり盗難されたりした場合は、リース契約は強制的に解約となります。その際、違約金を支払う必要がありますが、任意保険に「リースカーの車両費用特約」を付けておくことで、この違約金をカバーできる場合があります。また、プラチナメンテプランには、この種の中途解約に備える補償も含まれています。
Q2. 本当に契約終了後に車がもらえるのですか?「もらえるオプション」の仕組みは?
A2. はい、もらえます。7年以上の新車リース契約で、月額550円の「もらえるオプション」に加入していれば、契約満了時にその車が自分のものになります。その際、名義変更手数料や法定点検費用などの諸費用が別途必要になります。
Q3. 走行距離制限について詳しく教えてください。超過した場合のペナルティは?
A3. 契約期間が6年以下の場合は、月間平均1,500kmの走行距離制限があります。7年以上の契約であれば、走行距離は無制限になります。「もらえるオプション」の有無は関係ありません。制限を超過した場合は、1kmあたり8円の追加料金が請求されます。
Q4. 好きな車を自由に選べますか?
A4. 国産メーカーの全車種・全グレードから選ぶことができます。ただし、一部の競合サービスと比較すると、取り扱い車種の総数が若干少ないという指摘もあります。また、カルモくんでは豊富な中古車リースも提供しています。
Q5. 審査は厳しいですか?
A5. リース契約はローンの一種なので、必ず審査があります。厳しさについては一概には言えませんが、カルモくんの公式サイトには、契約を前提としない「お試し審査」があり、気軽に審査に通るかどうかの目安を知ることができます。一般的に、契約期間を長くして月々の支払額を抑えると、審査に通りやすくなる傾向があります。
Q6. メンテナンスプランに加入していても、費用は一旦自分で支払うのですか?
A6. はい、その可能性があります。プラン対象のメンテナンスを受ける際、一度サービスを受けた店舗で代金を支払い、その後カルモくんに領収書などを提出して返金してもらう「立て替え払い」の形式が取られることがあります。ただし、提携している整備工場は全国に30,000店舗以上あるため、メンテナンスを受ける場所を見つけるのに困ることは少ないでしょう。
まずはお試し審査!
カーリース選びに迷っているならカーリースカルモくんがおすすめです。カルモくんなら、車種やプランが決まっていなくても「審査に通るか」を確認できます。審査に通ってもキャンセルできるのでとりあえずカーリースを利用できるかどうか試してみることができます。
審査通過後も車種やプランの変更は可能です。まずはカルモくんのお試し審査で乗りたい車種を利用できるか試してみましょう。
審査通過後も無料キャンセル可能です。