「月々1.1万円から新車に乗れる」という魅力的な言葉で注目を集める「新車市場」。まとまった頭金なしで新車に乗れるなら、と興味を持つ人も多いでしょう。
しかし、その手軽さの裏には、契約前に知っておくべき注意点も隠されています。この記事では、広告だけでは見えにくい新車市場のサービスの実態と、後悔しないために必ず確認したい7つのデメリットを、専門家の視点からわかりやすく解説します。
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そもそも「新車市場」ってどんなサービス?
まず、「新車市場」は自動車メーカーではなく、全国に店舗を持つ車の販売店グループ(メガディーラー)です。
トヨタやホンダといった特定のメーカーの車だけを売るディーラーとは違い、国産の全メーカー・全車種から好きな車を選べるのが大きな特徴です。
新車市場が提供するサービスの中でも特に人気なのが、「ナンバーワン・セット」という名前のカーリースです。これは、車の本体価格だけでなく、契約期間中の税金、自賠責保険、車検費用などをすべてまとめて、毎月定額で支払う仕組みです。
まるでスマートフォンの料金のように、毎月の支払額が一定になるため、家計の管理がしやすいとされています。
この「月々定額」を実現しているのが、「残価設定」という仕組みです。これは、契約満了時の車の予想下取り価格(残価)をあらかじめ車両価格から差し引き、残りの金額を分割して支払う方法です。これにより、月々の支払い負担を軽く見せることができるのです。
もちろん、リース以外にも現金での支払プラン「ハートプライス」や、2ヶ月に1度支払う「隔月ローン」など、利用者のニーズに合わせた多様な買い方が用意されています。
新車市場の良い評判は?多くの人に選ばれる3つの理由
デメリットを解説する前に、新車市場が多くの人に選ばれている理由、つまりメリットも見ていきましょう。バランスの取れた視点が、より良い判断につながります。
理由1:家計の管理がしやすい
最大の魅力は、支払いが定額であることによる家計管理のしやすさです。
車を所有すると、毎年5月の自動車税や2年ごとの車検など、まとまった出費が突然やってきます。新車市場のリースプランでは、これらの費用が月々の支払いに含まれているため、大きな出費に慌てることなく、計画的にお金を使うことができます。
理由2:メーカーの垣根を越えて車を選べる
特定のメーカーのディーラーに行くと、当然そのメーカーの車しか勧められません。
しかし、新車市場は国産全メーカーを取り扱っているため、「軽自動車ならどのメーカーが一番良い?」「同じくらいの予算で買えるミニバンを全部比較したい」といった相談が可能です。
偏りのない客観的なアドバイスを受けながら、自分にぴったりの一台を見つけやすい環境は、大きな利点です。
理由3:初期費用を抑えて新車に乗り始められる
多くのプランで頭金0円から契約できるため、貯金が少ない若者や、すぐにお金を用意するのが難しい家庭でも、気軽に新車に乗り始めることができます。
また、面倒な値引き交渉が苦手な人にとって、最初から諸費用が含まれた価格が提示される点は精神的な負担が少ないと感じるようです。LINEなどを活用した手軽なコミュニケーションを評価する声も見られます。
新車市場の7つのデメリットと注意点|契約前に必ずチェック
ここからが本題です。魅力的なメリットの裏側にある、契約前に必ず理解しておくべきデメリットと注意点を7つ解説します。これらを知っているかどうかで、契約後の満足度が大きく変わる可能性があります。
デメリット①:「月々1.1万円」のからくり - ボーナス払いの存在
広告で最も目立つ「月々1.1万円」という金額ですが、この金額だけで車に乗れるケースはほとんどありません。多くの場合、この月額料金とは別に、年に2回または4回の「ボーナス払い」が必須となっています。
月々1.1万円のプランに、ボーナス払い年2回・各3.3万円が設定されているとします。年間のボーナス払い合計は6.6万円です。これを12ヶ月で割ると、1ヶ月あたり5,500円になります。つまり、実質的な月々の負担額は「1.1万円 + 5,500円 = 1.65万円」と考えるのが妥当です。
この仕組みは、「月々の支払いが定額でシンプル」というサービスの根本的な魅力と矛盾している点に注意が必要です。
消費者は月々の小さな数字に惹きつけられますが、総支払額を考えると、広告のイメージよりも負担は大きくなります。これは、最初に提示する数字をできるだけ小さく見せ、顧客の関心を引くための販売戦略と捉えることができます。
デメリット②:「コミコミ」でもメンテナンスは別料金?
「税金も車検もコミコミ」という言葉を聞くと、車にかかる費用がすべて含まれていると誤解しがちです。しかし、基本的な「ナンバーワン・セット」に含まれるのは、法律で定められた最低限の「車検」費用であり、車の健康を維持するための定期的な「メンテナンス」(オイル交換、バッテリー交換、ブレーキパッド交換など)は含まれていません。
これらのメンテナンスを受けるには、「メンテプラス」といった有料のオプションに別途加入する必要があります。
つまり、本当の意味で「すべておまかせ」の状態にするには、広告の月額料金にさらに追加料金を支払わなければなりません。
これは、「コミコミ」という言葉の定義を巧みに利用したマーケティング手法と言えます。「法律で定められた大きな出費は含みますが、日常的な維持費は別です」という構造になっており、この違いを理解しないまま契約すると、後から予期せぬ出費が発生する可能性があります。
デメリット③:ネットで完結しない - 見積もりや契約は店舗訪問が必須
多くのカーリース会社がオンラインでの見積もりや契約に対応している現代において、新車市場は原則として店舗への訪問が必要です。
ウェブサイトで詳細な料金シミュレーションができず、正確な金額を知るためには、直接店舗に出向いて担当者と話さなければなりません。
これは単なる不便さだけの問題ではありません。なぜ、効率的なオンライン手続きを導入しないのでしょうか。
その背景には、顧客を販売員のいる環境に誘導するという販売戦略があります。自宅で冷静に他社と比較検討する環境から、対面で説明を受ける営業の場へと顧客を移すことで、ボーナス払いやメンテナンスオプションといった複雑な条件を説明し、納得させやすくなります。直接的な価格比較を避け、成約率を高めるための意図的な仕組みである可能性が高いのです。
デメリット④:整備工場が指定される - かかりつけの工場は使えない
リース契約中の車検やメンテナンスは、契約した新車市場の店舗か、その系列の指定工場で行う必要があります。
長年付き合いのある信頼できる整備工場や、腕の良いメカニックがいる近所のお店を利用することはできません。
これは、リース会社側が車の状態を管理し、契約満了時の残価(資産価値)を維持するための合理的なルールです。
しかし、利用者にとっては選択の自由が奪われることを意味します。特に、転勤や引っ越しで契約店舗から遠く離れてしまった場合、メンテナンスのたびに長距離を移動しなければならず、大きな負担になり得ます。
これは、カーリースが「車を所有する」のではなく、あくまで「車を借りて利用する」契約であることを象徴する制約の一つです。
デメリット⑤:契約満了時に追加料金が発生する可能性
月々の支払いを安くする「残価設定」には、契約終了時に大きなリスクが潜んでいます。契約満了時に車を返却する際、車の状態が査定され、その価値が最初に設定した「残価」を下回っていた場合、その差額を支払わなければなりません(差額精算)。
規定の走行距離を大幅に超えてしまった、タバコのヤニやペットの臭いがついている、内外装に大きな傷やへこみがある、といったケースがこれに該当します。7年間、月々の支払いを安く抑えられても、最後に数十万円の請求が来る可能性があるのです。
この仕組みは、金融的なリスクが契約の最後に集中していることを意味します。利用者は契約期間中、支払いが安いという恩恵を受けますが、そのリスクは最終回に持ち越されています。
この「後払いのリスク」を避けるためには、契約期間中ずっと「借り物である」という意識を持ち、車のコンディション維持に細心の注意を払う必要があります。
デメリット⑥:プランによっては選べる車種やオプションが限られる
「国産全メーカーから選べる」というのは事実ですが、最もお得なキャンペーンや広告に掲載されている格安プランは、特定の車種、グレード、色に限定されている場合があります。会社側が在庫として抱えている車や、販売を強化したいモデルが対象になることが多いためです。
また、メーカーオプションや社外品の取り付けに関しても、通常の購入に比べて自由度が低い場合があります。自分が本当に乗りたい特定の仕様の車が、お得なプランの対象外であったり、そもそもリースでは対応できなかったりする可能性も考慮しておくべきでしょう。
デメリット⑦:中途解約が原則できず、リスクが高い
カーリースは7年などの長期契約が基本です。この契約は非常に拘束力が強く、原則として途中で解約することはできません。もし、失業、転勤、家族構成の変化などで車が不要になったとしても、支払いは続きます。
万が一、解約が認められた場合でも、残りの期間のリース料を一括で支払うなど、非常に高額な違約金が発生します。また、事故で車が全損してしまった場合、車はなくなっても支払義務だけが残るという最悪のケースも考えられます。
このため、任意保険(特に車両保険)への加入は必須と言えるでしょう。リース契約は、数年間のライフプランが確定している人でなければ、大きなリスクを伴う選択肢です。
まとめ:結局、新車市場はどんな人におすすめ?
新車市場は、決して「悪い」サービスではありません。しかし、その特性を理解せず、広告のイメージだけで契約すると後悔につながる可能性があります。メリットとデメリットを総合すると、新車市場は以下のような人に向いていると言えるでしょう。
新車市場がおすすめな人
- ボーナス払いを理解した上で、月々の出費を一定にしたい人
- 税金や車検など、突発的な大きな出費を避けたい人
- 自宅や職場の近くに新車市場の店舗があり、指定工場での整備に不便を感じない人
- 初期費用をかけずに新車に乗りたい初めてのマイカー所有者
新車市場をおすすめしにくい人
- 契約前にウェブサイトで総支払額を明確に把握したい人
- 信頼できる整備工場でメンテナンスを受けたい人や、自由に車をカスタムしたい人
- 仕事や趣味で走行距離が多くなりがちな人
- 長期的に見て、車を自分の資産として所有したい人
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よくある質問
Q1. 広告にある「月々1.1万円」だけで本当に新車に乗れるのですか?
いいえ、その金額だけでは乗れません。その価格は、年に数回設定されている高額なボーナス払いを併用することが前提です。本当のコストを知るためには、必ず「年間の総支払額(月額料金×12回 + ボーナス払い合計)」を確認してください。
Q2. メンテナンス費用は本当に全部コミコミですか?
いいえ。基本プランに含まれているのは「車検」であり、オイル交換などの日常的な「メンテナンス」は含まれていません。すべてをカバーするには、「メンテプラス」などの有料オプションへの加入が別途必要になります。
Q3. 車の点検や車検は、いつも利用している近所の整備工場で受けられますか?
いいえ、受けられません。契約書に基づき、車検やメンテナンスは契約した新車市場の店舗や、その指定工場で行う必要があります。整備工場を自由に選ぶことはできません。
Q4. 契約の途中で車が不要になった場合、解約できますか?
原則として解約できません。リースは長期の金融契約であり、中途解約は認められないか、認められても残りのリース料に相当する高額な違約金が発生します。7年間の長期的なコミットメントとして考えるべきです。
Q5. 見積もりだけでもお店に行かないとダメですか?
はい。新車市場はオンラインで詳細な個人向けの見積もりを提供していません。オプションやボーナス払いの設定などを含めた最終的な金額を知るには、店舗を訪問して担当者と直接話す必要があります。
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